Yahoo!の無料音楽配信

http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0508/31/news025.html

 音楽配信サイトなどでは、曲の一部だけを試聴できることが多いが、サウンドステーションは曲全体の配信にこだわった。「初めて聴く音楽で、一部分だけ聴かされても買おうとは思わない。音楽は1曲丸ごと作品。絵を買うとき、『右半分だけしか見せられないけど買ってください』っていうのはおかしいでしょう?」

ふーん。
ならばこんなセコイ真似するなよと思うけど。

 とはいえ、ユーザーが無料音楽で満足し、CDを買わなくなっては本末転倒。32Kbpsという低ビットレートの配信に抑え、高音質で聴きたければCDを買ってもらうという作戦だ。

絵を買う人にピンボケした写真を見せて、欲しければ買えって言うのと同じだよねえ?
絵画の世界だって、名画のJPG画像とかを拾って満足している人もいれば、本物の質感が欲しくて実物を買う人もいるわけで。
レコード会社はCDのセールスを上げることよりも、アーティストの権利を建前にするならば彼らの本物の音楽を聴きたければCD買うよりもライブに行くとかそういう方向に向かせるのが本筋なんじゃないかと思う。
CD市場ってどっちかっていうと贋作市場とは言わないけど、コピーを売ってるわけだよね。
その辺、英語だとCDは本物のCopyっていう表現使うから分かりやすいけど、日本語だとまるでレコード会社が俺の作品だってでかいツラしてる感じがする。
まあレコード会社の考え方なんて日本でも海外でも似たようなもんだけど。


どっちにしても、本物の市場に対して、偽者の市場がでかすぎなんじゃないかねえ。
と思う今日このごろ。
また本末転倒という根本的な話をしてしまった。