入社前健康診断

転職するに当たって健康診断を受けねばならんので行って来ました。科目は身長・体重、聴力、視力、内科検診、レントゲン、心電図、採血、採尿。
しかしだ。


まず、受付。
説明が分かりにくい。手順をしっかり示せ。
総合受付で書類を渡されて、「じゃあまず内科に行ってくださいね」と言われたから内科の待合場所でぼーっと待っていたが一向に呼ばれない。大して混んでもいないけど、入念に見ていたりするのかなあとか、何か大病の人でもいるのかなあと思っていたら、年配の看護婦さんが不審そうにツカツカと歩み寄ってきて、

看護婦「あの、本日は何の検査でしょう」
俺「健康診断ですが」
看護婦「その書類を内科の受付に出さないと呼ばれませんよ」
俺「・・・」


次に採血。
看護婦が下手くそ。
入れる時も痛かったし、入れたポジションも悪くて血が上手く出なかったし、スピッツ(注射管)の取り替えの段取りも悪くて手間取ったし、抜くときも痛かった。
しかも、採血中に他の看護婦から「ねえ、これ○○さんの血だよね?」とか聞かれてよそ見するし。よそ見もそうだが、誰の血かなんて基本的な事項を他人に確認するなよ、頼むから。しかも患者の前で。
そのせいだかなんだか知らんが、帰ってきて絆創膏を剥がしてみたら、腕が内出血してる。しかも針を刺したところからちょっとずれた所。明らかに血管ぶち抜きましたね、アホ看護婦めー。


採尿。
コップ渡されたんだけどさ、コップに何も書いてなかったと思うんだよね。
これで提出して、俺のだって分かるのかな。すぐ前に提出したおじさんのは何か側面にごちゃごちゃ記号っぽいのが書かれてたんだけどな。
尿を入れた後に気づいたから、外に持ってって他の人に聞くわけにも行かず。
これで再検査とかになったらその分の俺の時間単価を払ってくれるのかね。


そして心電図。
待合場所で待っていたら、こんな感じの会話が中から聞こえてきた。

患者「あ、すいません。携帯持ってたんですけど大丈夫ですかね」
技師「ああ、まあ多分大丈夫ですよ」
(俺「多分!?」)


〜〜
患者「これはこの位置でいいんですかね?」
技師「まあ大体で良いです」
(俺「大体って・・・」)

その後も、けっこう適当っぽい感じの受け答えをする会話がいくつかあってげんなり。
俺のときに言われたらすげークレームつけてやろうと思ったけど、なぜか何事も無く大して会話もせずに終わってしまった。


・・・なんか、一応日本の中心の中でもさらに中心辺りにある病院なんだけどな。周りの大企業とか官公庁も利用してるだろうにこのサービスレベルの低さは何だ。
ほんっと、医療業界ってサービス業だという意識が欠落してる。それは多少そっちのシステムにも関わった身として知ってはいるんだけど、ここまでされるとちょっとねぇ。
そんなわけで、こんなところを指定病院にしている転職先会社にもちょっと不信感に近いものを感じてしまった。(そういう心理的なマイナスを与えるとかってことも考えもしないんだろうな。)
こういう病院の選定って政治力とかもあるんだろうけど、とりあえず俺が新会社に入社してまず第一に改善したいことは、もっと信頼できる病院に指定病院を変えさせることに決まった。
そんな一日。