ヤマダ電機のECリコメンデーション
ヤマダ電機のECサイトで、7月26日にリコメンデーションシステムが公開されていました。
一番上に目立つ形でバナーが置いてあり、力を入れているっぽいことが分かります。
http://www.yamada-denkiweb.com/
エンジンはALBERT社(日本のベンチャー?)の独自エンジンBull's Eyeだそうです。
http://www.albert2005.co.jp/technology/index.html
ALBERT社の技術説明と、サイトでの登録の仕方から、アンケートベース型のリコメンデーションに独自方式のリアルタイム分析を加えたもののなのかな、という印象。
サイト上でかなり直接的な嗜好アンケートを取り、商品カテゴリごとにユーザの理想的な商品スペックを決定して、個別の商品スペックとの「距離」が近いものから推薦するアルゴリズムみたいです。
主に郊外に展開しているヤマダ電機からすると、既にヤマダ電機をよく知る中年以降の層の人々にとっては、店員さんに聞くような感じで受入れやすい方式(コンシェルジュ方式)と考えたのかもしれません。なのでいわゆるECサイトにおけるOne to Oneとはちと異なる。
とりあえず、真新しさからちょっとやってみようと思うのかも?
一応自分もやってみたけど、アンケートがかなり冗長だったので、途中で飽きた。。。
あと「どのくらい重視しますか?」というスライダーつまみによるレベル評価的なアンケートをユーザーが適切に設定できるとは限らない(というより無理。)ので、うまく出ないときに冗長なアンケートを何度も全て取り直さなければならないのはかなり苦痛。
正直微妙。(すぐに捨てられるんじゃないかこれ・・・)
ただ、推薦された商品は店員のコメントなどが詳細についており、商品管理はかなり行き届いているのかなあと思いました。
<追記>
が、あまりにも出てくる件数が少ない。(フィット率11%とかのが10位くらいに入ってくる)
さらに全家電製品の分だけ店員のコメントを書いたり、詳細なスペックをDB管理したりするのは正直小売業の皆さんの日常業務からするとかなり無理な負担だということを考えると、リコメンデーションに使用される商品点数は相当削られてるんじゃないかという罠。