郵政解散の焦点

自分で判断するためのネタ。
首相官邸ホームページ
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508090117.html
http://www.wafu.ne.jp/~gori/diary3/200508091144.html
反対側のネタはマスコミがたくさん上げてる気がするので、割愛。
ちなみに、

しかし、これは、一部の特定団体の言う事を聞くのも大事でありますけれども、国民全体の事を考えれば「民間に出来ることは民間に」「官業は民間の補完である」「役所の仕事は民間に出来ないことをやるべきである」ということから今は公共的な仕事でも民間人に出来ることは民間人に任せなさいという時代ではないでしょうか?

「民間に出来ることは民間に」ってよく引用されてるけど、太字の「官業は民業の補完である」ってのは全く聞かない気がする。少なくとも俺は初めて聞いた。
まさに「市場の失敗」の話をしてて、ちゃんと経済学的な考え方してんじゃん、と思ったわけですよ。「民間に出来ることは民間に」っていうと、マスコミが言ってるような「小泉得意の丸投げ」みたいなイメージだけど、「官業は民業の補完である」というなら、ちゃんと経済学的な一つの立場から、明確に官業の役割を位置づけようとしているように聞こえる。俺だけかなあ?
同じことについて言っていても、どの言葉を選ぶかでイメージって結構変わるが、たぶん分かりやすくキャッチーっぽい「民間に出来ることは民間に」を連呼するよりも、「官業は民業の補完である」というのを前面に押し出したほうが良い気がする。戦略間違ってるよ、小泉さん。


・・・そういや俺のとこ、今回はちゃんと投票葉書来るんだろうな。


関係あるといえばある、ないといえばないのかも知れないが、衆議院が解散した正にその日、小倉昌男さんの「お別れ会」があったそうな。
小倉さんといえば、ヤマト運輸の創業者で、宅急便の規制緩和を求めて旧郵政省や旧運輸省(現国土交通省)と戦い続けた人。
引退後も私財を投じてヤマト福祉財団を設立、下に紹介する本でも有名だが、障害者をはじめとするハンディキャップトパーソンの自立生活のための仕組み作りに尽力した人。
6月30日に亡くなっていたらしいのだが、不覚にも知りませんでした。
それほどの人なので政官財界を含めて多くの友人・知人がいたこともあって、亡くなって1ヶ月以上経ってからの「お別れ会」となったんだそうな。
彼は、郵政民営化について何を思っていたんだろうなあ。

小倉昌男の福祉革命―障害者「月給1万円」からの脱出 (小学館文庫)

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