グンカン

客先に行く途中の電車の中で、小学生達がグンカンをしていた。
久しぶりに見たので、おお懐かしいなとか思っていたら、一緒にいたウチのリーダーが「あれ、なに?」と言い出す。


え?知らないの?
グンカンですよ。
グーがグンカンで、チョキが朝鮮(またはチンボツ)で、パーがハワイで、2人でジャンケンみたく3回ずつ出してくのを交互に繰り返すやつ。
3つめに出したグーチョキパーのどれかが相手の出した奴と一致したら勝ち。
「グンカン 朝鮮 チーンボツ」とかってやる奴ですよ。


PL「知らなーい」


えー!!?
マジですか?
出身は同じ新潟なのに、年が10年違うと知らないって事は最近出来たものなのかな。
でも、なんか内容的には戦争の時とかに出来た遊びっぽいけど。
今思えば「グンカン チンボツ ハワイ」とかだと内容的に笑えんが。


しかも、ローカルルールか時間の経過によるものか、俺の知ってるのから進化してて、互いに手を握り合ってやっていて、勝ったほうが何やら自分の勝ち数を宣言していく形になってた。
これだとグンカンしていながらも自分の勝ち数をちゃんを覚えてて、勝った瞬間にそれを引き出さないといけないから、頭がマルチプロセス化したりして子供の脳の発達的にいいんじゃないかとか思ったりした自分がちょっと面白おかしかった。
俺がやってた時はエキスパートモードになっていくとスピードが段々上がっていって、言ってるのと出してるのが違ったり、リズムに乗れなかったりした時点で負けだったりしたから、それも頭の回転数をあげるのに役立ったんじゃないかなあ。


しかし子供の頃は何も考えてなかったけど、今の情勢下では内容的にヤバイ遊びだな。
そんなことを考えながら、危ない人が寄ってきたりしたら「この子達に罪はありませんから!」って守ってあげなきゃなあ、と思ったりしたですよ。