資格(http://kimuratakeshi.cocolog-nifty.com/blog/2004/08/__4.html#more)

資格って、将来を保証してくれるものではなく、自分のやりたいことのスタートラインに立つためのものだと思うんですよね。
特に国家資格。
興味なかった*1のが大きいけれど、私は国家資格と呼ばれるものを持っておりません。…たぶん。(持っててもとにかく大したものではない)
が、持っていさえすれば色々選択肢は増えるということを社会に出てから痛感してます。
だって、全くこれまでやったことがないけれどもやってみたいことが出来た時に、「おーし、じゃ、やってみっかぁ」とはなかなか行かない。転職情報を見れば当たり前といえば当たり前だけど他業種に転職する場合は、とにかく資格資格と言ってくるのは確かで、一から育てようなんて考えてるのは勢いだけで何とかなるような体育会系の仕事しかない。
大蔵省に入れば安泰だ、大企業に入れば安泰だ、ということが過去にあり、安全・安心の為に資格を取るという動きがあることは否定はしませんけど、もうそういった考えではやっていけないことはキムタケさんも書いている通りだと思う。でも別に悲観的になる必要もなくて、自分も含めて多くの若者はそうだと思うけど、自分の能力自体には否定的ではない。やれば出来ると思ってる。資格という最初の壁はそれを超えさえすればあとは自己の研鑽次第で面白い未来が待っているんじゃないかなあと思うのです。楽観的かも知れないけど。
必勝の方程式なんてないことはもうバブル後を生きてきた人間は分かってる。もちろんそれでもどこかに必勝法はあるんじゃないかとすがりたくなる部分はきっとあるんだろうけど、最悪の状況を想定する癖はもう十分すぎるほど付いているから、どこに行ったところで結局最後に頼れるのが自分だけなのは当然のことだと割り切っていると思う。
そんな中で頼れる自分を創るために必要な最初のステップが資格というものなのではないか。くさい言い方をすれば、自己革新への最初の一歩を踏み出すための勇気が「資格取得」という行為なんじゃないかな。
そういう風に捉えないと、活きないと思う。

*1:だって取ったところで何も保証になりゃしないと思ってたし。こういう捻ねくれたところは昔からだ(笑)